ベスポンサの副作用
肝障害

肝臓の働きが悪くなることがあります。
とくに注意が必要なのは、静脈閉塞性肝疾患(VOD)/類洞閉塞症候群(SOS)です。VOD/SOSは肝臓の血管が塞がれることによって、肝臓の機能が低下する疾患で、死亡に至った例も報告されています。
骨髄移植後に起きやすいことが知られています。

症状

  • 肝障害では、からだがだるい、発熱、白目が黄色くなる、吐き気、嘔吐、食欲不振、かゆみ、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなるなどの症状があらわれます。
  • VOD/SOSでは、吐き気、嘔吐、食欲不振、羽ばたくような手のふるえ、からだがだるい、白目が黄色くなる、かゆみ、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、おなかがはる、腹痛、急に体重が増えるなどの症状があらわれます。

これらの症状があらわれた場合は、すぐに主治医、看護師、薬剤師にお知らせください。

病院での対処法

  • 投与前と投与期間中は定期的に血液検査を行い、肝機能の指標となる数値を調べます。特に骨髄移植後は、頻回に検査が必要になります。
  • 重度の肝障害やVOD/SOSが認められた場合は、ベスポンサの投与を中止し、適切な治療処置を行います。

監修:大阪市立大学医学部附属病院  血液内科・造血細胞移植科 日野 雅之先生

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